施設らしさをできるだけ抑え、自宅のようにくつろげる住まいを目指して、戸建て住宅のような設備や内装を取り入れています。
また、分譲住宅で培ってきたノウハウを、福祉の現場にも活かしています。
| 建物タイプ | 障がい者向けデイサービス (生活介護) |
|---|---|
| 規模 | 2階建て 延床面積:148.43㎡ |
| エリア | 堺市美原区大饗 |
| 竣工 | 2025年11月 |


もともと堺市で福祉事業に携わっていたのですが、美原区は人口が増えているにも関わらず、障がいのある方が利用できる事業所がとても少ない地域でした。
堺市全体で見ても他の市と比べて事業所数が少なく、その点は以前から課題だと感じていました。
2023年8月にグループホームを開設したのですが、その2〜3年前から事業構想は考えていました。
グループホームを運営する中で、入居者の方や地域の事業所、役所の方から「日中に通える場所が少ない」「利用者に合う事業所がない」といった声を多くいただくようになり、生活介護事業の必要性を強く感じたことが今回の開設につながりました。
私自身、これまで重度の方の支援に長く関わってきたこともあり、利用者の特性に合わせた支援ができる場所をつくりたいという思いがありました。
グループホームの運営が落ち着いたタイミングで事業計画を整理し、本格的に生活介護事業に取り組むことを決めました。


生活介護の事業所は、コンビニ跡地やテナントなど既存の建物を活用して開設されるケースも多いのですが、今回私たちが考えていた「利用者の特性に合わせた支援」を実現するには、既存の建物では難しいと感じていました。
実際にテナントなども見に行ったのですが、フロアの分け方や人数配置、動線など、運営面で理想に近い形を実現できる物件がなかなか見つかりませんでした。
そのため、利用者の特性に合わせたスペースづくりやフロア構成を、最初から設計に反映できる新築という選択をしました。支援のコンセプトを建物の設計段階から反映できる点は、新築ならではの大きなメリットだと思います。


エイワハウジングさんのことは、知り合いがグループホームを建てていたこともあり、以前から名前は聞いていました。
ちょうど紹介してもらおうかなと思っていたタイミングでお電話をいただき、本当に偶然のような出会いでした。
これまで福祉事業の中で不動産会社や建築会社と関わる機会は多かったのですが、福祉の制度や施設運営のことまで理解している会社は実際には多くありません。
最初にお話したときに福祉施設の実績があることを知り、話がとてもスムーズに進んだのが印象的でした。
また、こちらのイメージを大まかにお伝えした段階でも具体的な提案をしていただけたこと、レスポンスが非常に早かったことも、やり取りの安心感につながりました。
打ち合わせを重ねる中で「この会社にお願いしたい」と自然に思えるようになり、最終的に依頼させていただきました。


最初にスケジュール感をしっかり共有していただけたことがとても助かりました。
「この時期に図面を決める」「この期間で建築する」といった工程が明確だったので、こちらも事業準備を進めやすかったです。
打ち合わせでは、私がざっくりとしたイメージをお伝えすることが多かったのですが、それを具体的な形に落とし込んでいただいたり、「こういう形はどうですか」といった提案もしていただきました。
設計の方も含めて一緒に考えながら、利用者の特性に合わせたフロア構成やスペースづくりを進めることができたのはとても良かったです。
完成後も大きな修正点や後悔する点はなく、最後まで安心してお任せすることができました。


内覧会では地域の事業所の方や親御さんなど、多くの方に見学に来ていただきました。
予約制で実施したのですが、予約枠がすべて埋まり、当日もたくさんの方にお越しいただきました。
施設の中では、フロア分けや個別対応ができるスペース、専用室の配置などを評価していただくことが多く、特に「明るい施設ですね」という声は多くいただきました。
玄関のデザインなども、利用者さんに「ここに通いたい」と感じていただけるような雰囲気を意識していたので、その点も含めて良い反応をいただけたのだと思います。
見学会をきっかけに新規相談も増えており、良いスタートを切ることができました。


福祉事業は支援への思いだけでなく、事業として安定的に成長させていく視点も非常に大切だと思っています。
そのためには土地探しや建物づくりなど、不動産の分野で信頼できるパートナーの存在が欠かせません。
銀行との関係づくりや資金計画、土地取得など、事業を広げていくうえで不動産の専門家によるサポートは非常に重要です。
そういった面でエイワハウジングさんは非常に心強い存在だと感じています。
今後も事業を広げていく中で、土地探しや施設づくりなどを一緒に進めていけるパートナーとして、引き続きお付き合いしていければと思っています。

